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OpenStackのダッシュボードで日本語キーボードがうまく使えない
会社でOpenStack(Red Hat版)の検証をしていますが、度々質問がきていたのが「ダッシュボードのコンソールから":"や"="が入力できない」ということでした。
確かにこれらの文字が打てないと、Linuxの設定ファイルをエディタで操作する場合などに重大な問題がありますね。
何とかできないかとドキュメントや設定ファイルのコメントを読んでみると"nova.conf"には"vnc_keymap"というパラメータがあるようなので、さっそく設定してみました。
会社の検証環境 (Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5 [Icehouseベース])で確認しました。
VNCの設定ということで、まずはインスタンスを作成して"virsh edit instance-xxx"で仮想マシンとしてのVNCの設定を確認すると以下のようになっていました。
<graphics type='vnc' port='-1' autoport='yes' listen='0.0.0.0' keymap='en-us'>
続いて、"nova.conf"の設定を変更してサービスを再起動します。
# crudini --set /etc/nova/nova.conf DEFAULT vnc_keymap ja
# openstack-service restart openstack-nova-compute
もう一度インスタンスを作成し、"virsh edit"でVNCの設定を確認します。
<graphics type='vnc' port='-1' autoport='yes' listen='0.0.0.0' keymap='ja'>
ちゃんとキーマップが日本語になっていました。
これでOSの設定も日本語キーボードにすれば正しく使えるようです。
新規に作成するインスタンスはこれでいいとして、既に作成してしまっているものは個別に直していくしかないですね。まあ、"s/keymap\=\'en-us\'/keymap\=\'ja\'/"とかやればいいか?