URAMIRAIKAN

1020のなれの果て (since 2005.6.19)

「OneDrive for Business」で一部のフォルダのみを同期(プレビュー版)

 無償版OneDriveの容量削減が発表されたので、併用中のOneDrive for Businessを今後はメインにできないかと考えています。
 そこで問題になるのが、現在のOneDrive for BusinessのPC用クライアントでは全てのファイルやフォルダをローカルにダウンロードしてしまうということです。


 通常のOneDriveクライアントだと、OneDriveに作成したフォルダの中から同期するフォルダを選択することができます。
 しかし、OneDrive for Businessではできないのです。これはディスク容量に限りのあるノートPCやタブレットで使用する場合には致命的です。これもあってメインにできなかったといっても過言ではありません。
 もちろんマイクロソフトもこの問題は認識していて、一般向けのクライアントと統合する新クライアントでは同期するフォルダを選択できるようです。

 そんなわけで正式リリースを待つことができませんでしたので、プレビュー版の導入をしてみました。

 既にOneDrive for Businessのクライアントを使用している場合は、あらかじめ同期を停止してローカルのフォルダを削除またはリネームしておきます。

 続いて、プレビュー版のダウンロードページからファイルをダウンロードします。
 以下、Windows版を前提に進めます。

 ダウンロードしたZIPファイルを展開すると、インストール手順書等が入っています(全て英語です)。


ダウンロードしたZIPファイルの内容


 この中から[Admin]フォルダ→[RegFiles]フォルダと順に開いていくと2つのレジストリファイルがあるので、それぞれダブルクリックして読み込みます。


読み込むレジストリ


プレビュー版の設定

 その後、OneDriveクライアントのインストーラーをダウンロードして実行します。
 エラー等が起こらなければ、インストール終了のメッセージは特に表示されません。

 ここまで完了したら、通常のOneDriveクライアント("for Business"ではない方)の設定を開きます。
 すると、「仕事用アカウントの追加」というメニューが表示されています。ここからOffice 365のアカウントでログインするとOneDrive for Bisinessと同期されます。
 あとは「フォルダーの選択」で同期するものを選ぶだけですね。


Office 365のアカウントでログイン

同期するフォルダを選択


 OneDrive for Businessは大容量の有償サービスなのですが、まだまだ頼りにならない感じがあります。無償サービスを縮小する以上、有償サービスの機能改善はスピードアップして欲しいところです。

 なお、このプレビュー版のクライアントではSharePointのファイル同期はできないみたいです。そちらがどんな扱いになるのかも注視していかないといけませんね。