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1020のなれの果て (since 2005.6.19)

CentOS 7へのMercurialインストールについて

 最近はバージョン管理システムにGitを使うことが多いですが、個人的にはMercurialを長年使ってきたこともあり、Gitへ移行していないプライベートレポジトリにアクセスするため個人の作業環境にはMercurialをインストールすることが多いです。

 そんなわけで、CentOS 7環境へMercurialをインストールする際のメモです。

 CentOS 7へMercurialを入れる最も簡単な方法はEPELレポジトリからインストールすることですが、今のところバージョンが"2.6.2"と非常に古いです。
 また、開発元のレポジトリをつか方法がWikiにありますが、自分の環境ではこれも最新のバージョンにはなりませんでした。RPMファイルを個別にインストールするのは依存性の解決が手間ですね。
 以前はPythonの"easy_install"を使っていましたが、今時の方法ではありません。
 そこで最近は"pip"を使っています。"pip"ならCentOS以外の環境でも使えるという理由もあります。

 そんなこと言いながら、CentOS 7はデフォルトで"pip"が使えません。
 まずは"yum"でEPELレポジトリを使えるようにし、そこから"pip"と開発パッケージをインストールします。

# yum -y install epel-release
# yum -y install python-devel python-pip

 これで"pip"が使えるようになりますが、これでは"pip"自体のバージョンが古いはずなのでアップグレードします。

# pip install -U pip

"pip"がアップグレードできたら、Mercurialをインストールします。

# pip install mercurial

 これで最新のMercurialがインストールできたはずです(リリースタイミングによってはタイムラグがあるかも)。

# hg --version
Mercurial Distributed SCM (version 4.7.2)
(see https://mercurial-scm.org for more information)

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 しかし、相変わらず自分の周りでは自分以外にMercurialを使っている人を見かけなかったりします。