| 雑記
あなたの思い出はいつまで残っているのか
というほどたいした話ではなく、仕事関係の話です。
先日、バックアップ勉強会に参加したときの話題で「10年前のLTOは事実上読み出せない?」という話がありました。
LTOという数万円くらいするテープは、ディスクに比べると容量の割に安かったり長期保存に向いているためまだまだ多くのところで使われています。このLTOの規格は概ね2年ごとに世代が変わって容量が倍になります(今は第5世代で3TB、もうすぐ第6世代で6TB)。そして、このLTOを読み書きするためのドライブの方は仕様上では2世代前までの規格に対応するように作られると。さらに、一般的にはこういった機器は保守期限とかの兼ね合いで5年ごとに買い換えるところが多い。そうすると、今日LTOに保存した情報は10年後に戻せるの?という話に繋がるわけです・
自分も仕事でバックアップシステムの構築というのはかなり関わってきましたので「リストアできないバックアップは無意味」というのは常々意識していることですが、この話は完全に盲点でした。
現実的にそれだけの長期間残さなければならないものがどれだけあるかは疑問ですが(何十年前の情報公開とかありますし、これからのはだいたい電子化されるのでしょうが)、まだまだ視野が狭いなと感じた話でした。
考えてみれば、まだ実家には5インチのフロッピーとかあるのかな。さすがにもういらない…。