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OpenStackでテナントネットワークのVLAN IDとかを指定したい

 OpenStackでテナント内にネットワークを作成すると、VLAN IDはあらかじめ指定した範囲から選ばれるので通常はユーザーが意識することはありません(VxLANやGREトンネルでも同様)。

# crudini --get /etc/neutron/plugin.ini ml2_type_vlan network_vlan_ranges
physnet-tenant:60:210

 ところが、とある事情でVLAN IDを指定してネットワークを作成したいと言われました。
 方法はすぐに見つかったのでよかったのですが、動作確認したときのメモです。


OpenStackにHeatをインストール

 社内のOpenStack環境はPackstackでインストールしたのですが、その時に入れたのは「Nova」「Keystone」「Glance」「Neutron」「Cinder」「Horizon」のみです。
 ただ、OpenStackの環境を十分に活かすためにはオーケストレーションは必須だろうということで「Heat」を追加することにしました。
 基本的にはRed Hat社のマニュアル通りに進めたのですが、その時の手順メモです。

 環境はRHEL 7とRed Hat Enterprise Linux OpenStack Platform 5 [Icehouseベース])の組み合わせです。


OpenStackのダッシュボードで日本語キーボードがうまく使えない

 会社でOpenStack(Red Hat版)の検証をしていますが、度々質問がきていたのが「ダッシュボードのコンソールから":"や"="が入力できない」ということでした。
 確かにこれらの文字が打てないと、Linuxの設定ファイルをエディタで操作する場合などに重大な問題がありますね。
 何とかできないかとドキュメントや設定ファイルのコメントを読んでみると"nova.conf"には"vnc_keymap"というパラメータがあるようなので、さっそく設定してみました。


"cloud-config"で簡単な初期設定

 ここの所、会社でOpenStackの検証環境を作っています。
 で、基盤部分がやっとできたのでインスタンスを作っていろいろ試していくわけですが、いちいち手作業で初期設定していくのは面倒なのでカスタマイズ・スクリプトを積極的に使いたいと思ってます。

 そんな感じで作り込めばいろいろできるみたいなのですが、まずは自分がよく使いそうな基本的な部分のメモです。