URAMIRAIKAN

1020のなれの果て (since 2005.6.19)

スクリプトってそんなに敷居が高いものじゃないはず

 あるスクリプトのトラブルシュートついて相談されたのですが、周囲には内容も理解せずに「とりあえず実行しないと前に進まない」とか言って実行しようとする人がいるらしいです。それを本番環境で実行して障害を引き起こしたらどうするんだろ…。
 とはいえ、とりあえず実行してみるという部分にはある意味では賛成です。ただ、やり方は考えるべきだろうと。
 LinuxのシェルスクリプトやWindowsのバッチファイルの中身は(一部例外はあるものの)基本的にはCLIで使えるコマンドが処理順に書かれているので、一行ずつ個別に実行して出力内容や途中の結果を確認できるはず。
 非常に長くて複雑なものは別として、こうやっていけば少なくともCLIの基本的な操作方法を知っていれば順を追って内容を理解していけるんじゃないかな。トラブルシュートの基本は「処理を順番に追って行く」ということだと思う。「スクリプト」と聞くと固まってしまう人もいるのですが、なにも大げさなデバッグをやれというのではないはず。
 まあ、エンジニアなら論理的に考えて調査しましょうということです(さすがに予備知識がない人に仕事を振っていたとしたら、それは振った側の判断を疑いますが)。


シンクラとはなんぞや?

 Wikipediaによると、

シンクライアント (Thin client) とは、ユーザーが使うクライアント端末に必要最小限の処理をさせ、ほとんどの処理をサーバ側に集中させたシステムアーキテクチャ全般のことを言う(広義のシンクライアント)。または、そのようなシステムアーキテクチャで使われるように機能を絞り込んだ専用のクライアント端末のことを言う場合もある(狭義のシンクライアント)。

ということになるようです。
 自分もここ何年かは仮想デスクトップをはじめとした広義のシンクライアントの導入を手がけてきましたが、この認識で相違ないです。
 世間一般の使い方はどうなんでしょう?
 うちの社内だと「Macでシンクラに繋ぐ」とかよく言います。どうやら仮想化したデスクトップ環境のことをシンクライアントと呼んでいるみたいです(会社ではVMware Horizon Viewを使っています。)。
 ちなみに、今は社内に狭義のシンクライアント(端末)は一台もないんじゃないかな?
 なかなか微妙というか、自分はこの使い方にいまだに慣れません。一応、前述の言葉は「シンクライアントシステムに繋ぐ」と解釈すればわからなくはないか?
 これが一般の部署とかなら分からなくもないのですが、「これからシンクライアント売っていくぞ」と言っている人が発すると自分の気持ちは冷めてしまいます。
 自分の感覚がズレているのかもしれませんが…。
 まあ、自分はあくまでインフラをやりたいのであって、シンクラを積極的にやりたいとは思っていないのでいいのですが。


2015年で一番アクセスの多かったページ

 年が明けると、いろんなところで「昨年に一番アクセスの多かった記事」の発表が定番ネタになっていると思います。
 自分もGoogle アナリティクスでアクセス数などをチェックできるようにしているので、その流れに乗ってみました。
 データを取るようになったのは昨年の2月からなので、厳密にはそれ以降の結果になります。

 で、一番アクセス数が多かったページは…



 たいしたネタではないですし内容も使い古されている方法なのですが、定番ネタの強さでしょうか。ググってもこんなへんぴなサイトが上位に出てくるわけでもないのにアクセスが多いということは、それだけググっている人が多いんでしょうね。


もちろんリスクは承知していましたが

「Kickstarterで出資すると本当に製品は届くのか?」、Kickstarterが失敗率を調査したフルレポートを公開

 制作者がアイデアを公開して出資を募るクラウドファンディングサイトの大手「Kickstarter」では、出資額ごとに「リワード」と呼ばれる"見返り"が用意されています。その多くは目標出資額を達成すると開始される製品の初期ロットなどですが、通信販売とは違ってあくまで「出資」であるため、時にはプロジェクトが達成したにも関わらず、製品が手元に届かないケースも存在します。そんな「リワード」が出資者の元に届かない確率はどれれくらいなのか、アメリカ・ペンシルバニア州のウォートン・スクールが研究したレポートが公開されています。

 自分も一度だけKickstarterで出資をしましたが、もちろん失敗したプロジェクトがあるのは承知の上でした。
 とはいえ失敗がどれくらいの割合なのかは知らなかったので、改めて数字を見ると興味深いですね。
 思っていたよりも失敗率は低かったのですが、やっぱり小さなプロジェクトは大変そうだなと。
 Kickstarterは「こんなの本当にできるの?」と思うものも含めて、見ていて楽しいです(よほど確実性がないと自分では出資できませんが)。


メールをチャットの代わりにするのはやめてほしい

 携帯電話やスマホの影響でしょうが、無駄にメールの数を増やすのはやめてほしいなぁ。
 職場だとメールと電話(それに附随するSMSやFAX)くらいしか、オフィシャルに認められている通信手段がないところもまだまだ多いんじゃないかと思います。うちの会社もそんな状態で、あとは個人間の連絡でSkypeやLINEを使っているのがチラホラといる感じです。
 まあ、最近になってようやく別のツール(チャットワークみたいのをいくつかピックアップ)も検討されているようですが、導入されるのはいつになるか。

Eメールの使い方に見える世代ギャップ

 ちょっと前まで「*2*2」がわかるかどうかにジェネレーションギャップを感じていましたが、今はそれも古い話。

 ポケベル、PHS、Sidekickとその時代時代で愛された端末があります。知っているか、使っていたかどうかで、世代がわかるってもの。今現在も利用されているもので、世代間で大きく差がでるサービスがあります。それはEメール。Eメールの使用度は現在の世代ギャップを最もよく表しているようです。

 メールといえば、直接会話したり電話した内容を「あとでメールでも送っておいて」と言われることが多々あります。
 理由は「言質を取ったということ形として残しておきたい」とか「会話だけだと忘れるから」とか「(第三者に)同じ内容で転送するから」とかでしょうか。あまりいい気はしないのですが、自分自身も何かあったときに身を守るため同じ事をやってしまってます。
 この辺をうまく代替してくれる仕組みとかないかな。